常駐案件で仕事が割り振られない!? 暇すぎる時はどうしたら良い?

働き方

常駐案件で「仕事が無くて暇」な時の原因と対策

クライアント企業に常駐して、その企業のメンバーと一緒に業務を行う「常駐案件」。常駐案件を募集する企業はどこも多忙で、業務に貢献できる人材を求めている。それにもかかわらず、常駐先で「仕事を振られない」「暇すぎる」と感じる人が一定数いる。

会社員でもフリーランスでも、仕事が無くて暇な状況は辛いものだ。「仕事が無い=ラッキー」と捉える楽観的な人もいるかもしれないが、ほとんどの人は「仕事が無い=不安」と感じるだろう。

この記事では、「常駐案件なのに仕事が来なくて暇」という状況に陥る原因と、そうなった場合の対策を解説する。もし、客先で「仕事を振られずに暇すぎる」「何もしていない時間が無駄に感じる」「自分が必要とされていないのではと不安になる」といった悩みを抱えているなら、参考にしてほしい。

ちなみに、筆者自身もフリーランスの常駐案件で暇すぎる時間を過ごした経験がある(笑)。


仕事が振られない原因3選

まず、常駐案件で仕事が振られない原因を見ていこう。会社によって状況は異なるが、以下の3つに集約できる。自分がどの原因に当てはまるか考えてみてほしい。

1. その会社自体に仕事が無い

最もシンプルな理由は、「常駐先の会社自体に仕事が無い」という場合だ。プロジェクトが頓挫したり、閑散期に差し掛かるなど、さまざまな理由で仕事がなくなった可能性がある。

こうした場合、社内の状況を観察すると、他の社員も暇そうにしていることが多い。もし自分だけでなく、誰も忙しくないと感じたら、この原因が疑われる。

このような状況では、早めに退散したほうが良い。

2. 仕事はあるが忙しくて割り振れない

次に考えられるのは、仕事は山ほどあるのに、それを割り振る時間が無いというパターンだ。常駐先の企業は多くが人手不足で、タスクが多すぎる。しかし、仕事を割り振ることにも時間と手間がかかるため、忙しすぎてそれを行えないことがある。

こうした場合、忙しさの中で対応できる仕事がないか確認し、積極的にコミュニケーションをとることが大事。もし「明日には割り振りができる」「今は資料の確認だけお願いできるか」といった返答があれば、しばらく待ちながら他の業務をサポートすることが求められる。

3. 自分の能力にマッチした仕事が無い

仕事はあるものの、常駐先の仕事が自分の能力にマッチしていない場合もある。これには以下の2つの理由が考えられる。

  • 自分の能力に合う仕事が今は無い
  • 自分の能力が低いため、割り振られる仕事が無い

いずれにせよ、早急な改善が必要だ。特に自分に能力がある場合でも、会社のニーズに合っていない場合は、早めに方向転換を考えたほうが良いかもしれない。


仕事が無い時にやるべきこと5選

もし仕事が無い時は、以下のことを試してみよう。

1. 対応できるタスクがないか確認する

まず最初にやるべきことは、常駐先企業の担当者に、対応できるタスクがないか確認することだ。何か手伝えることがあれば積極的にサポートしよう。

意外にも、担当者があなたが暇であることを把握できていないことはよくある。だからこそ、自分の手が空いていることをアピールすることが重要だ。

2. 業務資料の確認

業務で使う資料やチャットの内容を確認し、次に与えられる仕事に備えておこう。資料を隅々まで見ておくことで、仕事が与えられた際に大活躍できたり、社内の別のメンバーをサポートできたりもするだろう。

3. 業務に関連した調べ物をする

暇な時間を使って、業務に関連した情報を調べることも有益だ。将来の仕事に役立つ知識を増やしておこう。
もちろん、仕事に関係のない調べごとはNGなので注意。

4. ファイル整理

PC内のファイルが乱雑になっている場合、整理しておくと後々便利だ。ファイルをきちんと管理しておくことで仕事が与えられた際にすぐに対応できるし、仕事の効率も格段にアップする。暇な時こそファイル整理だ。

5. 雑用

一般的に、フリーランスやSESで常駐している場合、業務に関係のない雑用をする必要はない。ただし、会社の一員として雑用を頼まれることがあるかもしれない。その場合は、必要に応じて対応しよう。


仕事が無い時にやらないほうが良いこと

逆に、以下のことは避けるべきだ。

1. 業務に関係ない私的なことをする

業務に全く関係していないプライベートなことは避けよう。特に、支給されているPCを使っている場合、そのPCを私的な用途で使うことは絶対にしないでほしい。そういった使い方は常駐先のルールで禁止されている場合が大半だし、見つかった場合は大きな問題になるケースもある。

特に以下は意外とやってしまいがちなので、気を付けよう。

  • 関係のないネットサーフィン
  • スマホをいじる
  • 会社のPCで自分の個人的なアカウントにログインする
  • 動画を見る

余談だが、筆者が過去にいた現場では、会社支給のPCで大人向けサイトに何度もアクセスしていた人が懲戒処分になっていた。なぜ家に帰るまでその欲求を抑えられなかったのか…。自分の欲求に忠実だった彼の行く末は、誰も知らない。

2. ただボーッと過ごす

仕事を与えられていないのは自分のせいではない場合でも、ただボーッと過ごすのはおすすめできない。自分がサボっていると、客先企業に悪い印象を与える可能性がある。どんなに暇でも、何かしら業務に関連した行動をすることが大切だ。

3. 副業をする

業務時間中に副業をするのも避けるべきだ。一般的に常駐案件では、その人の勤務時間に対して報酬が支払われることが多い。そんな中で全く関係のない仕事をこなすのは、どう考えたってアウトだ。どんなに暇でも、常駐先の企業に迷惑をかける行動は控えよう。


仕事が無い場合は相談しよう

もし本当にやることが無い場合、常駐先企業やエージェントに相談してみるのも一つの手だ。別の部署への移動や、休暇を取る提案をすることで、状況が改善することもある。


このように、常駐案件で仕事が無い状況に陥った際は、原因を把握し、適切な対策を講じることが大切だ。ネットでさまざまな記事を読み漁ったり、職場に書籍がある場合はそれを見ておくのも良いだろう。。そうやって将来の仕事に役立つ知識を増やしておこう。

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